「ラ抜き言葉」、「とか」&「とんでもございません」
2009年 06月 17日知り合いの記事を借用しようっ
オジサンはイカッテいます。
昔から、年輩者は若者に対して常にイカッテ来ました。
「若さ」への嫉妬ということは別にしても、色々な本を読むと、どんな立派な人も若者にイカッテいます。一番印象に残っているのは、わが敬愛する阿川弘之さんですが、残念ながら書名を忘れてしまったので、引用不可です。彼は今時の若者の、すること、なすことすべて気にいらんのです。そして絶望的にイカッテいました。
さてタイトルの「ラ抜き言葉」ですが、好青年たる小生でも、ガキやアマガキが、身の回りあるいはTV等でこれをやると、彼(女)達に殺意さえ抱いてしまいます。活字等を見ても同様です。見るたびに腹が立ちます。編集者の知能を疑ってしまいます。青木雨彦流に言えば”知能発展途上”なんですね。
見れない 食べれない 出れない 着れない ・・・
こういう言葉を見聞きすると、そいつの人格まで否定したくなります。拙blogに以前「紳士とは?」にも書きましたが、某社のエンジニアリング部門で調達の仕事をやっていた時、ダークスーツに白い靴下を履いた不心得者を追い返したことがありましたが、やはり、この「ラ抜き言葉」を連発するのが居て、注文を出さなかったことがありました。「変なオヤジ」と思われたかもしれませんが、こんな感性の営業マンに仕事をやる訳にはいきません。
それと「とか」。我々の感覚では、この言葉は対象が複数の場合に使うものと承知しています。つまり、AとかB、CとかDというふうに。ところが今時のアマガキは「これとかワア↑」などとヌカスのです。対象が単数なのに「とか」を使うんです。電車の中で化粧する手合いと同様、アホか、と思います。
次に、困ったもんだ、と思うのが「とんでもございません」。
どうも皆さん誤解してらっしゃるようで、そこそこの人物と一般に思われている人でも次のようなことを仰有る。
トンデモアリマセン 丁寧版だと トンデモゴザイマセン
これが正しい日本語だと思っていらっしゃるんですかね?
トンデモというものが、ある、とか、ないとかいう話じゃないんです。(← とか の正しい用法)
これは形容詞なんです。語幹は、トンデモナ なんです。
ウレシい、カナシい、オオキい、チイサい と同じなんです。 トンデモナい なんです。
昔、習ったように「かろ かっ く い い けれ」と活用するんです。
だから トンデモアリマセン は× とんでもないです が○
トンデモゴザイマセン は× とんでもないことでございます が○ なんです。
てなことを娘どもに言い聞かせたものですが、小癪にも彼女達は反論するのです。
曰く「今、使われている言葉が今の言葉だ」と。
「だから、それは間違っている」と言ってもダメなんです。
わが娘ながら、ひっぱたいてやりたくなるんですが、それもならず、腹ふくるるわざにして、ますますユニクロのXL脱出も困難な昨今なのであります。 乱読ハンぐるまん氏の記事より
もう大分前の記事のようですが、皆様のご見解をお聞かせ願えません?
拙は、ほぼ同感なんですが・・・
オマケ
イオン・ヤチミド 5F駐車場からの夕陽です