田辺聖子を読む 2 「どこ吹く風」

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今回も、おせいどんワールドの楽しさを満喫しました。
サブタイトルに ”男と女の新フレンド事情”とあるように、本書は、夫婦である一対の男女がフレンドになっていく様々なケースを、まったりとした上品な大阪弁を巧みに織り交ぜて語ってくれます。

以下の六編が所収されています。

事務引きつぎの巻
「不倫はパス」の巻
友を背にしての巻
恋と忍術の巻
家庭地獄の巻
予期せぬトラブルの巻
金属疲労の巻
どこ吹く風の巻

どうです?面白そうでしょう?
全部ご紹介したいのですが、あまりネタバレさせたくないので、一編だけ、あらすじを。

事務引きつぎの巻 ; 
バツイチの男が、やはりバツイチの新妻が引っ越してくるのを待っていると、一年前に別れた前妻が突然出現した。驚いて聞くと、新妻とは知り合いで、引っ越しの手伝いを頼まれたという。冷(ち)めたいものを飲んで待ってるうちに新妻到着。男と前妻は職場結婚。新妻は男の取引先のOL。前妻と新妻はジャズダンス教室での知り合いだという。新妻は、手伝いに若い男と一緒に来たが、これがなんと彼女の前夫。引っ越しを安くあげるために頼んだという。つまり、二組の元夫婦が一堂に会したという訳だ。まるで小説みたいですね。引っ越し作業が済み、オツカレサマの一杯をやっているうちに、前妻と前夫が音楽を通して意気投合・・・    05.6.15読了 
by amamori120 | 2005-06-17 10:35 | 読後感・本の紹介