忠臣蔵

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きょう十二月十四日は、赤穂四十七士が吉良邸に討ち入りを敢行した日です。











今日はとても寒い一日でしたが、元禄十四年(1702)のこの日も、前日が大雪で、両国界隈も一面の銀世界だったそうです。

ところで今朝の朝日新聞の天声人語を読まれたでしょうか?
脚本家の橋本忍サンのお父さんは、おおかたの日本人とは異なり「忠臣蔵」に反感を持ってたそうです。一人が四十七人を斬る話なら面白いけど、四十七人のいい若い衆らが一人の老人を斬って何が面白いのか、と言っていたという思い出話を紹介しています。
こういう人は1億3千万人のうち何人居るでしょうか?




anyhow この本です
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森本繁・著 「忠臣蔵を歩く」 1999.1 中公文庫・刊 ¥880

忠臣蔵に関する本はゴマンと出ていますが、本書は歴史作家の著者が、全国に散在する赤穂義士の遺跡を訪ねて、東京、京都、大阪、赤穂、広島・・・を歩いて回り、目と足で書いた「元禄赤穂事件」の謎と真実に迫った本です。




おまけ
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以前にもUP済みですが、主な赤穂事件関係者の戒名をご紹介してみます。

浅野長矩      冷光院殿前少府朝散太夫吹毛玄利大居士

吉良義央      霊性寺殿実山相公大居士

大石内蔵助     忠誠院刃空淨剣居士

堀部安兵衛     刃雲輝剣信士

萱野三平       刃道喜剣信士

大高源吾      刃無一剣信士

吉田忠左衛門    刃仲光剣居士

小野寺十内     刃以串剣信士

堀部弥兵衛     刃毛知剣信士

大石主税      刃上樹剣信士

不破数右衛門   刃観祖剣信士

岡野金右衛門   刃回逸剣信士

武林唯七      刃性春剣信士

神崎与五郎     刃利教剣信士



”刃”は”にん”と読みます。



昔は、お正月映画の定番は「忠臣蔵」だとパパが言ってましたが、随分と様変わりしたものですね。

20年ほど前、カーラジオで聴いたのですが、若者20人に「忠臣蔵」って知ってるか?と質問したところ19人が知らない。一人だけが辛うじて、しかし不確かに「キラ・コウノスケが、どーたらこーたら?」と答えたのに止まりました。
今なら100人に訊いても全滅でしょうかねぇ 042.gif
by amamori120 | 2008-12-14 23:33 | 読後感・本の紹介