ミステリーs

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最近は、神社・神道の本を読むことが多いのですが、ミステリーも相変わらず好きで、ボツボツ読んでます♪











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「夜明け前の殺人」  辻真先 1999.9 実業乃日本社・刊 ¥1,785

大財閥三ツ江グループに支援された劇団”座どらま”の公演、島崎藤村の「夜明け前」は、代表・真鍋の新解釈による演出と主演女優・浜島香苗の魅力的な美貌・演技によって連日大入り満員の大ヒットとなった。
そして千秋楽の最終シーンで香苗が急死するという一大事件が起きた。
警察の調べでは青酸中毒による死で、捜査の結果、事故死ということに決まった。

10年後、香苗の弟、井上裕介は定年退職した義父と共にフランスから日本に帰国、姉の「自殺」がどうにも納得できず調査を開始した。
三ツ江の社員で、文化事業担当部門の恵理の協力を得て、調査を続けるうちに、二人は婚約するところまで仲が進むが、その恵理は、明らかに裕介を狙ったやり方で、青酸カリによる死を遂げた。
さらに裕介を巡るもう一人の女・・裕介を慕う三ツ江の重役の娘・・も同じように青酸カリで死んでしまう。

藤村の、姪との恋愛を描いた「新生」をなぞった状況。同じく藤村・岡本一平合作の「いろはカルタ」による暗号等々工夫を凝らしたミステリーです。
そして意外な犯人・・・たいてい「意外」と決まっていますが ww・・・が明らかとなる。
伏線もしっかり張られ、納得できる合理的な結末。楽しめましたヨ ♪



この外、面白かったのを自分の備忘録としてUPしときます。
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 「悲鳴」東 直己・著 2001.2 角川春樹事務所・刊  ¥1,900

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「ゴッホ殺人事件」長井 彬・著 1993.1 実業之日本社・刊  ¥1,700

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「プレイ」山口雅也・著 2004.9 朝日新聞社・刊 ¥1,680

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「蘆屋家の崩壊」津原泰水・著 1999.6 集英社・刊 ¥1,575
お気付きでしょうが、ポーの「アッシャー家の崩壊」を念頭に!

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「旅人たちの墓石」三好徹・著 1977.8 角川書店・刊  ¥960

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「殺人協奏曲ホ短調」由良三郎・著 1985.6 文藝春秋社・刊 ¥900

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「グッドバイ 叔父殺人事件」折原一・著 2005.11 原書房・刊 ¥1,995

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「女には向かない職業」P.D.ジェイムス著/小泉喜美子・訳 1987.9 
早川文庫・刊 ¥¥670

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「アリスの夜」三上洸・著 2003.3 光文社・刊 ¥1,785

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「心臓と左手」石持浅海・著 2007.9 カッパ・ノベルス・刊 ¥880

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「月の扉」石持浅海・著 2006.4  光文社文庫¥620

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「βの悲劇」夏樹静子/五十嵐均  兄妹合作ですね
1990.7 角川文庫・刊 ¥760

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「モーツァトの子守歌」鮎川哲也・著 1992.12 立風書房・刊 ¥1,500
アシモフ「黒後家蜘蛛の会」を念頭に。


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「越境線」谷克二・著 1977.10 角川書店・刊 ¥880


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「銀弾の森 禿鷹Ⅲ」逢坂剛・著 2003.11 文藝春秋社・刊 ¥1,600


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「モンマルトルのメグレ」ジョルジュ・シムノン・著 1983.9 河出書房新社・刊 ¥580
by amamori120 | 2008-02-27 23:24 | 読後感・本の紹介