『江戸へようこそ』 杉浦日向子
2007年 11月 29日『江戸へようこそ』 杉浦日向子
1986.8 ちくまぶっくす・刊 ¥900
若死にした杉浦日向子(ひなこ)サン、この本発行当時は28歳だったんですね。
もともとは漫画家だったんですが『お江戸』に興味を抱き稲垣史生氏に師事して「時代考証」を勉強されました。 女子で、この分野で活躍する人は稀有でユミークな存在だったので、NHK TV 「お江戸でござる」にも出演し、該分野における博学ぶりを楽しませてくれていたのですが、四十代の若さで亡くなられたのは、実に残念なことでした。 合掌
さて、本書では、『吉原』について、『春画』、『戯作』、『粋』について楽しい考察を展開しています。楽しんでいるうちに、知らず知らず『お江戸』に関する認識が深まっていく筈です。
対談が三つ入っています。
作家・中島梓サンと「着物」について
推理作家/浮世絵研究家・高橋克彦サンと「浮世絵」について
my書棚にありました。1989.6 講談社・刊 ¥1,300
劇作家・岡本蛍サンと「江戸・東京」について
おまけとして、岡本蛍・作、杉浦日向子・画
乙好
駄弁居眠胡散噺(ぺちゃくちゃむにゃむにゃうさんばなし)
太郎
こんなのもmy書棚にありました。