11月の天気ことわざ
2007年 11月 06日あちこちで菊花展をやってるようです。
いずれご紹介するE区の展示のひとつです。
天気ことわざ
「天気ことわざ」というのが全国各地にありますね。
近年天気予報は著しく進歩しましたが、それでも天気が不安定で変化しやすく、また地域地域で天気が著しくちがう時などには天気ことわざを利用した方が的確に天気を予知することができます。とくに日本のように地形の複雑なところでは、場所により天気が著しくちがうから、天気予報を参考とし、さらに随時天気に関することわざでその後の天気を予想するほうがよい場合がかなり多いようです。
11月
☆奥山紅葉早ければ雪早い
☆朝霧深きは晴れ
☆秋冷やっけば冬暖かい
☆ムギの発芽早ければ大雪の兆し
☆霜がおそい年は雪が早い
☆南東からの出雲は雨
☆西の山が見えれば天気
☆月夜の大霜
☆秋北春南 山口県下他 秋に北の空が、春に南の空が晴れてれば天気がよい
☆高山に早く雪ある年は大雪なし
☆青菜に雪がかかる年は雪が少ない
☆秋の夜、北の風は晴れとなる
☆霜が早く消えるとその日は雨
☆富士山が帯を結んで西に切れると晴れ、東に切れると雨
☆イワシ雲が夕刻出れば晴れ
☆鱗雲が出た翌日は雨または風
☆秋風と夫婦喧嘩は日が入るとやむ
☆イチョウの葉が落ちれば根雪となる
☆カモが早く来ると早雪
☆秋、南風が多いときは大雪となる
☆初冬に濃霧があると一月後に雪が降る
☆十月二十日(旧暦)に南風だと小雪、北風だと中雪、西風だと大雪 福井地方
☆ソバの豊作は大雪
☆落葉早ければ雪が早い
☆榛の葉の落ちぬうちは雪消える
☆ダイコンの根が長い年は寒い
☆渡り鳥が早く来ると寒気はげしい
昔の人が気づいて、代々伝えられてきたものなんでしょね。
農作業や山仕事、漁その他天気に左右される仕事に就いていた人には天気を予測することがとても大事だったと想像に難くありません。
現代、しかも大都市に住む人たちには、あまりピンと来ないかもしれませんが、古人の知恵が案外役に立つこともあるかも。