ことわざ本
2007年 09月 27日
「ことわざ」が好きで、関連図書がいつの間にか集まってしまいました。


「ことわざ捕物帖」笹沢左保 1998/4 実業之日本社・刊 ¥1,575
「あっしには、関わり合いのねえことでござんす。」中村敦夫さん主演で当時随分と話題になった「木枯らし紋次郎」等、時代物に現代物に、多くの作品を発表した笹沢左保サンが、ことわざの本を書きました。
捕物帖といっても目明かしや八丁堀同心が出て来る訳ではありません。尤も笹沢さんには「地獄の辰」という捕物帖作品がありますが。


男女、人間関係、金銭問題、人生、世間等についての諺をたとえ話を付けて解説していますが、さすが手練れの小説家と、うならされることが多いです。
出典としては次のようなものが挙げられます。
「むかしばなし」
「江戸諸国奇談」
「江戸逸話事典」
「翁草」
「可笑記」
「醒睡笑」
「耳袋」
学者じゃないから原書に当たる必要はないので、孫引きでも一向に構わない訳ですが、それにしても、よく勉強してるようです。
面白そうなのを少しご紹介します。
☆けちん坊の柿の種
☆節季の風邪は買っても引け
☆身過ぎは八百八品
☆たくらだ猫の隣り歩き
☆二八余りは人の瀬越し
☆丸くとも一角あれや人心
☆蛙の願立て
☆卵を見て時夜を求む
☆数を言うまい羽織の紐
☆理詰めより重詰め
☆虎の子渡し
☆滄海の遺珠
☆わが面白の人泣かせ
☆挽いた婆さえまだ食わぬ
☆そばにある炒り豆
☆屁と火事は元から騒ぐ etc
大体、辞典、事典なんてものは必要なときに手に取るものですが、
↓なども通読して面白い、ことわざ本です。

「京都ことわざ散歩」
三浦隆夫・文 藤原みてい・絵
2000.12 京都新聞社・刊 ¥1,260
元・京都新聞の編集委員の著者が京都らしいことわざを集めた本です。
☆朝観音に夕薬師
☆若後家の繁き寺参り
☆痩せ法師の酢好み
☆二十坊主に牛の金玉
☆桜切るバカ 梅切らぬバカ
☆京童の口ずさみ
☆京の三者一坊
☆祇園祭はハモ祭り
☆寺から里
☆仏ほっとけ神かまうな etc

「動物ことわざ事典」
佐草一優・著
1995.2 ビジネス社・刊 ¥1,400
「日本人と動物の優しい関係の中で観察され続けてきた動物の生態に関する様々な知識は、民話や童話、そして、ことわざ・格言といった形で実に生き生きと伝えられてきました。」
島根県松江市生まれの獣医さんの書いた、動物だけに拘ったことわざ本です。
アナグマ、イタチ、イヌ、イノシシ・・・・39種類の動物ごとに代表的なことわざを紹介・解説しています。また各動物そのものの説明もあって参考になること請け合いです。
☆犬の他所負け
☆牛の篭抜け
☆死に馬が屁をこく
☆猿の尻笑い
☆虎に翼
☆猫に紙袋
☆蛙の目借り時
☆鴨の総立ち etc

