小峰 元「クレオパトラの黒い溜息」 他
2007年 05月 23日
小峰元「クレオパトラの黒い溜息」
1984.10 講談社・刊
大好きな青春ミステリーです♪
クレオパトラの鼻、やはり高いですね ww

昭和48年(1983)、「アルキメデスは手を汚さない」で第19回江戸川乱歩賞を受賞した小峰元さんの青春ミステリーです。

古い本ですが、まず横書きに驚かされました。
小説では珍しいですね。
著者も言ってますが、2,3ページ読むと慣れて、却ってこの方が読みやすいことに気づきました。
さて、主人公は大阪府立高校でもトップクラスの進学校でトップを張る高三の おれ 公佑。
ママが宝塚でバーをやってるが、おれは T市内にマンションを買って貰いウイークデーは一人暮らしで大学受験勉強オンリーの毎日。
このママが、青酸カリで死んでしまう。
服装はいつも通り、借金も多かったことから、自殺と断定されてしまう。
どうにも納得できないおれは、中学時代の同級生で今は自動車修理工場で働く伊坂に頼って調べ始めるが、彼は、触ってはいけないところに触ってしまったのか、殺されてしまう。
各章のタイトルが面白い。
1 夫殺しの女に誘惑されて→振り出しに戻る
2 エラストテネスに篩われて→振り出しに戻る
3 顔なし美人に追いかけられて→振り出しに戻る
4 メロスが走って転んで→振り出しに戻る
5 刺された悪魔が病死して→振り出しに戻る
6 クレオパトラの溜息を吸って→振り出しに戻る
政界の大物、内臓移植の世界的権威も出てくるが、後者がどうもおれの父親らしい・・・





