三浦 浩「特効薬漂流す」 他
2007年 05月 23日
三浦 浩「特効薬漂流す」
1994.8 新潮社・刊 ¥1,500
この作家も、良家の奥様、お嬢様はあまり読まないだろうなぁ (/_;)

或る特効薬の新薬開発途上で何人もの人が死ぬ。
まず、その薬の主任研究者。普通の病死と判定された。
次に、その恋人で同じ研究室勤務の女子。 交通事故死とされた。
研究室長は田舎の出張所へ飛ばされた。課長待遇なのに、係長職の所長の下とされる。
狂言回しは別の製薬会社のMR。
昔は製薬会社の医者廻り営業マンをプロパーと言ったが、国の指導でMR--メディカル・レプレゼンタテイブ--と呼ばれるようになり、金銭とは一切関わりを持たず、薬品の情報知識を医療機関・医師に伝えるだけになった。永年プロパーとしてやってきた者は、ルノワール症候群になるのが多かったという。プロパーとMRの落差に付いて行けず、喫茶店で毎日、油を売るしかやる気が起きないという症状を言うらしい。
狂言回しの男は、1回だけ同席した研究室の女子の死に不審を抱き、友人の新聞記者に話す。
経済部所属の記者は、取材を続けるうちに、<宝の山>に気が付き、かなりのところまで迫るも、やはり死んでしまう。同じく急病死とされた。
この製薬会社の副社長で社長を目前にしている男と、その秘書で高級ヤクザ上がりの男が暗躍していたのだった・・・
三浦 浩サン あまり女性の方々はお読みにならない作家の一人だと思いますが、私はこの人の作品が好きで、my書棚に残っているだけでこんなのが↓あります。














