群 ようこ 「かもめ食堂」
2007年 05月 20日群ようこ「かもめ食堂」 ruokala lokki
2006.1 幻冬社・刊 ¥1,300
著者が初めて映画のために書き下ろした作品だそうです。
私は映画も観ましたので、「観てから読む」を履行したわけですが、
今回は、映画が、原作にとても忠実に作られているので、どちらが先でも関係ないな、って感じです。
いくつかの細かいエピソードも殆どそのままですね。
映画の感想でも書きましたが、三人の現地のおばさん(小説では「こども食堂」偵察隊と言われています)が初めて、多分勇を鼓して店に入ってきて注文したのが、シナモンロールでした。
こんなイラストになっています♪
毎日ウインドウの外からガンを付けていく感じの悪いおばさんがいます。実は亭主に浮気され、たったひとり家で自暴自棄みたいになってるおばさんなんですが、店でちょっとした騒ぎを起こしたあと、事情が判って、店のお客になってくれるんです。このおばさんの好物が、シナモンロールにたっぷり生クリームをのせたヤツ。
リーサおばさんというんですが 「コーヒーといつもの生クリームたっぷりのシナモンロールを食べて」楽しそうに帰っていくんです♪ B.S(血糖値)の低そうなときに、私もやってみよう♪
映画鑑賞のときと同じく、ほのぼのとした読後感でした。