赤瀬川原平 『猫の宇宙 向島からブータンまで』

赤瀬川原平 『猫の宇宙 向島からブータンまで』_d0065324_9204097.jpg1994.10 柏書房・刊  ¥1,800

赤瀬川原平サン、別名・尾辻克彦サンとして『父が消えた』で1981年に芥川賞を受賞されています。

本物の猫だけじゃなくて、赤瀬川家にいつの間にか貯まっていた置物が、色んなシーンに登場して楽しませてくれます。



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『超芸術トマソン』や『東京路上探検記』で街歩きはお手のもの。シチュエイションの設定も実に巧みです。
世に猫の写真集あまたあれど、これほどユニークなものは他に知りません。

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”トマソン階段へようこそ” しかし、こんな所で招いてどうする。本郷。

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”萌える廃墟” 友だちにもらったマレーシアのお土産。東京の空き地が一瞬に東南アジアだ。高円寺。

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”ばらけている” 山の手のさるお屋敷の塀の上。死体かと思ったが、動いた。麻布。

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”伸び猫” 日陰の鉄錆は、苔の感触に似ている。月島。

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”植木林” 背景にコンクリート山脈。月島。

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”井戸、バケツ、ぼく、魚” ぼくは偉大なる井戸ポンプ様を信頼している。月島。

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”赤猫の術” 晴天下だって雷は落とせる。本郷。

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”アバンギャルド猫” 君たちにはわかるまい。築地。

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”紐猫” 向島、川之江、西片町、上野。

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”椿山荘の裏壁” たんに色合いがよかった。「たんに」は時として重要である。江戸川橋。

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”愛想を振りまいて五十年(推定)” 人間はこういうものを食べている。阿佐ヶ谷。

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”べべんべんべん” こんな所に三味線堀が。この窓の形は何か。じつはブータン。

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"ゴッホの色” お昼を食べた山道のレストラン。ブータンの動物の神話を描いたペンキ絵。ちゃっかり日本の招き猫も参加。


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”ブータンの道標” 日光の眠り猫はどこでも眠る。

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”瞑想ぎょろ眼猫” 仙境によく似合う。上海路上で買った毛皮の手作り猫だ。江戸川橋。

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”何を考えているか” ちゃんとシンメトリーを考えている。雑司ヶ谷・鬼子母神。


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”ネコリンピック” 話は違うが、いずれ雑草は地上の二点間を直線状に伸びてつながる。高円寺。

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”上に乗りたがる” 勉強の邪魔をしちゃいかん。月島。




文学者の感性で作られた猫の写真集、如何でしたか?
一部をご紹介するにとどめましたが、気持ちは、全部お見せしたいくらい、傑作揃いです♪

 
by amamori120 | 2006-11-17 09:55 | 読後感・本の紹介