銀色(シルバー)川柳 1
2006年 11月 08日1回目は 孤独 部門です。
”家族からの孤立感” ”世の中からの疎外感” 人はそれを「孤独」と呼びます。それぞれの人生の最終コーナーを回った戦友たちが共に味わう「孤独」・・・
最優秀部門賞 わしの孫わしを見るたび舌を打つ
優秀賞 しんいちやたまにはすもう見せとくれ
優秀賞 わしのエサ3日分置き出かける家族
以下 雨漏り・選
あてつけに嫁が生けるは菊の花
建て替えはあともう少し待つそうだ
看護婦の優しさを愛と勘違い
禁煙をしても家族は煙たがる
おじいちゃん口に入れたの出しなさい
さだ子さんおかゆはもういいもういいよ
沢庵の音聞くだけの寂しい歯
齧られた脛カラカラと音がする
ため息を臭いと言われ口閉じる
お年玉やらねば切れる孫の縁
除夜の鐘命を刻む数え歌
ワシの部屋ふとんだけではわびしくて
この枝は太さ高さもピッタリだ
フリスビー上手く受けれずごはん抜き
嫁が敷くふとんはいつも北枕
黒猫がわしを見かけていやな顔
右を見て左を見たら我ひとり
避ける妻嫌う娘に逃げる犬
次男の嫁のブーツはくとこ見られてた
如何でしょう?
銀色世代の孤独感が、ひしひしと伝わって来ませんか?
アナタの琴線に触れた句を教えてください。
今は、若さと美貌を誇ってるいらっしゃる我がブロ友の皆さん、明日はわが身ですゾ
突然ですが、自称、貧乏OL絵美香さんが特別寄稿して下さいました。
・ 残業代、出ない代わりに餌付けされ
・ 歩いても、ナンパされない六本木
・ ダイエット? 食わずにできるかこの仕事!
OLの悲哀(失礼っ)がよく出ている佳句じゃありませんか?