村山由佳 「星々の舟」 「BAD KIDS」
2006年 10月 20日さらに本日、図書館で1冊借り、文庫本を1冊買いました。

2003年、第129回 直木賞受賞作です。
「水島家の人々」と言ってしまいましょうか。

水島暁は、重之の先妻・晴代の次男。後妻・志津子の連れ子、沙恵とは仲の良い兄妹として育つが、血のつながりがないということが分かるようになって、いつしか二人の間には男女の感情が芽生え、まだお互いに学生・生徒の時に、或る事件をキッカケに、とうとう一線を越えてしまう。
ふたりは、そのことにはまり込み、用心に用心を重ねて逢瀬を続けるが、やがて親の知るところとなった。
そして、沙恵が、志津子と重之との間に生まれた腹違いの妹であることを知らされた暁は、重之、志津子を突き飛ばして家を出て行ってしまい、爾来15年、家に帰ることはなかった・・・
・雪虫
・子どもの神様
・ひとりしずか
・青葉闇
・雲の雫
・名の木散る
それぞれの章に、重之、志津子、貢、暁、沙恵、美希、貢の長女・聡美が、主人公(スター=星)として登場し、それぞれの舟に乗って、人生を渡って行く。
せつない、せつない物語・・・でした。

先日UPした「BAD KIDS 海を抱く」の先行作です。
だから南房鴨川の高校(多分)が舞台です。
「海を抱く」にも登場する工藤都と鷺澤隆之が主人公です。
「海」の主人公・山本光秀と藤沢恵里は名前が1,2回出る程度です。
ラグビ-部のエース隆之は、ラグビーで某大学に推薦入学が決まっているスタープレーヤーだが、同じ部員でスタンドオフの高坂宏樹を”恋している。” そうとは知らぬ宏樹は、隆之の亡兄の婚約者だった響子を愛している。
一方、写真部長の都は、一回り以上年上の社会派の一流写真家、北崎を崇敬しながら、男女の関係にある。
このヤヤコシイ話は如何なる展開となるのか?
やはり青春小説と言えるでしょう。

