おまけのこ 畠中 恵

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2005.8 新潮社・刊  ¥1,635
しゃばけ ぬしさまへ ねこのばば に次ぐシリーズ第4弾です。
(お菓子の場面が一番多いのは、”ぬしさまへ”ですwww)



既にご紹介したように、 『しゃばけ』で日本ファンタジー大賞優秀賞を受賞していますが、本書は全作品、ファンタジーの気味が濃くなっています。

こわい (孤者異)は仏にも疎まれるほどの、妖(あやかし)の中での嫌われ者。主人公の一太郎は、彼に優しく接しようとするのだが、超ヒネクレ者の孤者異は素直に受け取れない。孤者異よ、どこへ行く?

畳紙(たとうがみ) 江戸に二人といないほど、こってりと超厚化粧をしている紅白粉問屋一色屋の孫娘お雛は、塗り壁妖怪と言われているが、彼女は妖(あやかし)ではなく普通の人間。この彼女が屏風のぞき(妖)とたびたび深夜の会話をする。真っ白けの厚化粧をせざるを得ぬ理由とは?ごく普通の化粧をするようになるのだろうか?

動く影 影女が騒ぎを起こす。一太郎の幼なじみ、菓子屋の倅栄吉が影にさらわれた?一太郎が子供の頃の怖~いお話。

ご飯よ、と家人Tが階下から呼ぶので中断します。
一応UPしときます。後ほど続きを。

ありんすこく  ありんすこくって? ありんす国と書けば判りますね。吉原の話です。楼主がお抱えの禿(かむろ・・花魁予備軍)を、こともあろうに足抜けさせたい、と一太郎の父、長崎屋藤兵衛に相談を持ちかけたことから起こる大騒動。

おまけのこ 鳴家(やなり)といって家をきしませたりするのは、こいつらの仕業。10センチくらいの、小鬼のような妖(あやかし)の一種。長崎屋の離れ(一太郎の部屋)には天井裏に何匹も住みついているが、その中の1匹が、美しい玉をお月様と思いこみ我が物にしようとするが・・・お月様=真珠にまつわる人間共の思惑を、鳴家との騒動を介して描く。


今回もファンタジック・ミステリーを楽しむことが出来ました。

本書に出てきたお菓子:
『月と兎』富山の銘菓”月世界”に兎の焼き印を押したような菓子
上等の饅頭、茶饅頭、柏餅、三色団子、大福、粽
by amamori120 | 2006-06-12 18:54 | 畠中 恵を読む