DEATH (死)

昨日、数軒先のお宅の御主人が亡くなりました。
面識はないのですが、59才だったそうです。
だからという訳ではありませんが、久しぶりに創句です。
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多分、彼も利用していたであろう東葉高速鉄道・船橋日大前駅です。




マガジンハウスから出ている雑誌で「鳩よ!」というのがあります。
これの俳句欄の枠をはずして、短文ならなんでもどうぞ、とやったところ、何万という投句があるそうです。これは ”創句(ソーク)” と名付けられています。不定型の自由詩ですね。
ソープ(ランド)派の小沢昭一サンに対抗して、永六輔サンのことをソーク派と、筑紫哲也サンが命名しました。
永 さんが選者となって、面白い、と取り上げた中から、さらに雨漏りが面白い、と感じたものを、ご紹介します。
分野ごとに紹介していきますが、今回はDEATH(死)です。

☆人はかならず死ぬもの 指のささくれ気になる

☆天国は洋間で極楽は和室

☆冥土 IN JAPAN

☆神様とさし向かいのひとりぼっち

☆あの男畳の上で死ねたとか

☆好物は死んでから山程捧げる

☆短命だった友へ長い弔辞

☆救急車に轢かれる

☆たった一度だけしか死ねない人間の弱さ

☆葬儀の準備をしながら葬儀屋が
  笑っている

☆黒枠の笑顔に泣いて手を合わせる

☆白黒の葬列、真っ赤な彼岸花

☆高額保険 父よあなたは偉かった

☆「告別式」用の写真
  用意する馬鹿しない馬鹿

☆誰も知らない死に水の味

☆名水の中から末期の水選ぶ

☆脳死に口無し 身体に臓器あり

☆脳は死んで心臓を残す

☆これからの世も見たいからアイバンク

☆粉骨のあげくの散骨



人の死は厳粛に受け止めなければなりません。
しかし、死というものを笑い飛ばす余裕、強さというものも必要かなと思ったりもします。

あなたはどの創句が気になりましたか?
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Commented by revenouveau at 2006-05-12 11:39
いろいろ“知りたがり”のわたしとしては、

「これからの世も見たいからアイバンク」という句が気になります。

というか、まだ、見ていないものがたくさんあるんですけど…^^

ちなみに、近視、遠視や老眼、網膜疾患の方でもアイバンクに献眼が
できるそうです。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 11:59
>さ・え・らサン 目一杯見た目を受け継いだ人が、見たものを記憶しているとデジャビュになったりして ww

blindの人には、どんな目でも、見えれば有り難いんでしょうね。
Commented by manicmonday at 2006-05-12 13:11 x
☆「告別式」用の写真用意する馬鹿しない馬鹿」
この句を読み、思わず母を浮かべてしまった。私の母は葬式から戻ると「今日はいい写真だったわ~。大事よぉいい写真て」と言い、私に「ここ最近で一番気に入ってる写真これだから覚えておいてね」と写真写りの良い一枚を毎度提示してくるんです、一体いつの間に‥。こんなお馬鹿さんから生まれたのもまた別の馬鹿娘とはトホホな家系ですが、でもちなみに葬式の写真に関して私は、一切どーでもいいタイプです。p.s.入力の件ではご迷惑おかけしました、たぶん解決できたと思うのでまたお時間よろしいときに遊びにいらしてくださいませ。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 14:46
> manicmonday さん  古知胡同さんの投句です。ウチは夫婦で用意する馬鹿をやってます。写真を撮る時は、「遺影にするんだからちゃんと撮ってよ」などと馬鹿なことを言ってます。

入力の件、メカに弱いもので、要らざるご心配をおかけし、すんまへん。
Commented by nagayades at 2006-05-12 16:46
ソーク、大人の楽しみですね。
「好物は死んでから山程捧げる」  これわかるなぁ。
お葬式や法事という段になってから積極的になる人がいるけれど、
ほんとは生きているうちのかかわりが大事ですよね。
自分にもそう言い聞かせつつ。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 17:01
>長屋女王さま 浅野英男さんの作です。  たしかに、そういう人いますよね。  供養のつもりでしょうが、六日の菖蒲・・・です。
ソークも残り一分野となりました。
Commented by ninuckey at 2006-05-12 18:21
>天国は洋間で極楽は和室
「どっちがいいかなぁ~」なんて、考えてしまいました(笑)
Commented by amamori120 at 2006-05-12 19:17
>ninuckeyさんは heavenへどうぞ。私は極楽浄土で甘味菩薩にでもなりますよww
Commented by みお at 2006-05-12 20:47 x
こんばんは♪
今回は「死」ですか。創句、いつも楽しみにしてるんですよ。
私の心に残ったのは、「神様とさし向いのひとりぼっち」と、「あの男畳の上で死ねたとか」です。
Commented by Theo_C at 2006-05-12 22:08
今日のこのテーマは あまりにタイムリーで 絶句です。
職場の先生のお母様が お亡くなりになりました。
昨日の午後まで お元気でピンピンしていらしたのに
夜半過ぎに熱を出され 昏睡。 未明に旅立たれたそうです。
こういう死を前にすると 死の逃れられなさを 痛感します。
せめて やはり 死後の身の振り方は 書き残さなければ。
「葬式無用 戒名不用」 by 白州次郎。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 22:44
>みおさん お晩です。
神様:佐藤美加子さん、あの男:岡本雅大さんの投句です。

お楽しみ頂いた創句も、ラス前になりました。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 22:50
>テオさん  順番にUPしてきた訳ですが、”死”だけに、安易に扱えないなと、創句を暫く中断していました。  たまたま近くで、冒頭に記したような不幸があったので思い切ってUPしたのが、テオさんの周辺でのそれにタイミングが合っちゃったんですね。 なんとも申し上げる言葉もありません。  それぞれのご冥福をお祈りするばかりです。
Commented by jsby at 2006-05-12 23:13
昨年、母が突然死いたしましたので、創句の数々を身近な問題として捉えました。そこで私も3句。

1.亡くなっても いつも私と一緒にいる母
2.母の友達が私の友達そして母がわり
3.ずっと若いままの母ひとつ年取る私

師匠が掲載された中では下記のふたつがお気に入りです。

☆「告別式」用の写真用意する馬鹿しない馬鹿

☆黒枠の笑顔に泣いて手を合わせる
Commented by kazue1957 at 2006-05-12 23:24
誤解を覚悟で。
この世に未練はありません。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 23:53
>遅ればせながら、貴・母上様のご冥福をお祈りいたします。
ご近所のご不幸も、突然だったようです。ウチは120世帯の住宅地ですが、今年に入って4件の不幸がありました。
昨日、若い知人で作家のK氏が、訓練用の自転車をくれました。早速トレーニングを始めました。まだまだやりたいことがいっぱいあるので、足腰を鍛えねばと思っています。
貴句1,2,3共、jsbyさんの心情がよく伝わる佳句だと思います。
黒枠:平川鐵男さん作です。
Commented by amamori120 at 2006-05-12 23:58
>kazueさん およそ立派な態度だと思います。
私は、未練たらたら生き恥をさらして好きなことを出来るだけ長くやりたいと思っています。
長女の長男が成人して、私の集めたパテック、ピゲ、バセロン等を渡してやることも、その一つです。”じいさん、割といい時計を持ってたんだな”と思って貰いたいのですwww
Commented by さくらみかん at 2006-05-13 09:19 x
ご時世がらでしょうか、脳死の創句が結構ありますね。
そのなかでも
☆これからの世も見たいからアイバンク
はなかなか、笑えるような、そうかと納得るすような。
臓器提供は、あったほうがいいのだろうけれど、ちょっと怖いし、なんでも長生きするための医療に、慣れてなんでもありみたいな世界も、ちょっと違うのではないかという気がしてしまうのです。
自分が病気になったら、なんとかして生きたいと必死にはなると思うのですがね。
Commented by amamori120 at 2006-05-13 10:43
>さくらみかんサン 
アイバンク;櫻田宏さんの投句です。
献体の創句、結構多いです。  ただ、現実には、需要に供給が追っつかないようですがね。  ジタバタして生きようとする・・・人間なら当然だとも思うし、潔くないとも思うし、まあ、人さまざまですね。
Commented by ippoyo at 2006-05-13 14:12 x
私も昨年突然父を亡くしました。亡くなったのに気づかなかったんです。。。寝る前まで笑ってたそうです。
あ なんか暗くしてしました・・
私は・好物は死んでから山程捧げる ですね。
実際そうです。母た義父母にはそうならないように、今好きなものをどんどんサービスしてます~
Commented by amamori120 at 2006-05-13 18:25
>ippoyoヨサ  お悔やみ申し上げます。
ご遺族にとっては、大変な驚きと悲しみですが、お父上は、私には理想的な亡くなり方をされたと羨ましく思います。
PPKとうのがあって、ピンピンコロリの頭文字ですが、亡くなる瞬間までピンピンしていて、コロリと逝ってしまうことを願うものです。
寝付いて家族に迷惑を掛けたり、苦しい思いをしたりせず、コロッと死んでしまいたいものです。
”親孝行したい時には親はなし”と言いますから、ippoypヨサのされていることは大正解ですね♪
Commented by かな at 2006-05-14 00:41 x
☆天国は洋間で極楽は和室
なるほど~。

人間界は修行の場とか、どの世がほんとなのかとか
考えると 死ぬことがいいことか悪いことかさえ
よくわからなくなってきます。
私の母は自分の意志でいってしまったので、
行きたいところへ行けたのかな、これで楽になれたのかな、
と思います。
残された方にとってはツライことですが。

この世、あの世って なんなんでしょうね。
和室の極楽に行きたいなあ。笑
雨漏り書斎さんは長生きしてくださいよーー
Commented by pecochan77 at 2006-05-14 09:28
こういうテーマを掲げると当然入るコメントも重みがありますね。
それを受け止める力のある雨漏りさん、さすがだと思います。
人の命も動物のいのちも大切なもの、今それを実感している私としてはなかなか笑いとばす余裕がありません・・・・
Commented by amamori120 at 2006-05-14 18:21
>かなサン ツライ経験をされたのですね。 日頃のかなサンからは、ちっともそういう印象は受けていなかったものですから、或る意味、ショックでした。かなサンは靱い人なんですね。
誰かの意志で生まれて来たのだから、死ぬ時くらい自分の意志で死にたい・・と思わぬでもないのですが、弱虫の私には到底無理です。
生とは? 死とは? まだ時間がありそうなので、じっくり考えてみようかと思います。
Commented by amamori120 at 2006-05-14 18:28
>pecoさま いえいえ、とんでもないことでございます。
ただ感情移入が激しいだけの頼りないオヤジに過ぎません。
言葉のアヤで、或いは不適当なことを記したかもしれませんが、身近なものの死に直面すれば、オタオタとして、情けない振る舞いに出る雨漏りだと思っています。
Commented by みっちゃん at 2006-05-14 23:00 x
これ、ずっと考えちゃった♪
  > ☆あの男畳の上で死ねたとか
(・_・)ノ これ♪ やっぱ畳の上で死にたいわね~シミジミ
いや、畳の上で死んでも死後何ヶ月も経って発見されたら困るけど(・_・)

死の次にあるのは5だから心配するな
人間一度は通る道♪


Commented by amamori120 at 2006-05-15 17:57
>みっちゃん たしかに人間は一度は死なねばなりませんね。
どうせなら、より良い死に方をしたいものです。
4の5の言わず、しっかり生きましょう(^^)
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by amamori120 | 2006-05-12 09:51 | ソーク | Trackback | Comments(26)