志ほせ饅頭 (塩瀬総本家)
2006年 01月 27日『東京の和菓子』には、こう紹介されています。
室町時代、中国に渡った京都・建仁寺の禅師の帰朝に随従してきた林浄因という人が、奈良に居を構え、日本で初めて餡入り饅頭を作り、宮中に献上したのが1341年。これが(塩瀬総本家)の創業と言われる。
その後、京都に移ったが、「塩瀬」の饅頭は歴代の将軍、天皇、公家たちに愛され、後土御門天皇より「五七の桐」の紋所を許され、将軍足利義政からも、直筆の「日本第一饅頭所」という看板を授かったほどである。徳川家康の江戸開府とともに江戸に移り、明治以降は宮内庁御用達を務めるようになった。
和菓子の本を読むと、この林浄因氏が必ず出て来ますね。
彼の、ひととなりは、あまりよく分かりませんが、甘党だったんでしょうか。
それはともかく、紹介を続けます。
「塩瀬」は、近県の特約農家直送の大和芋を毎朝すりおろし、上新粉と砂糖を混ぜ込んで皮を作るが、この際、水や膨張剤はいっさい使わない。皮はフワッととして柔らかく、しかも歯応えがある。餡に使う小豆も、毎年、主人が北海道まで出向き、その年一番のものを買い付けてくる。・・・
グダグダ言ってないで早く饅頭を見せろ?
「塩瀬」を代表するのが”志ほせ”と焼き印のある「塩瀬饅頭」ですね。
東京駅大丸の地下の売店で求めました。なんと「鎌倉五郎本店」の真隣でした。