仲野 欣子「食いねえ『あんこ菓子』」
2006年 01月 20日
昨日の記事にコメントを頂いたpecochan77さんの、お薦めにより、早速図書館で借りました。
人が、いいということには、すぐ反応する雨漏りですwww
著者は浅草蔵前生まれ。江戸っ子ですね。 欣子は、よしこ と読みます。
タイトルも威勢のいいこと!
《あんこ菓子礼賛》ということで、冒頭こんな文章があります。
饅頭、大福、団子・・・・・
あんこ菓子はいろいろあれど、
いずれも、おちょぼ口して
食べるものではありません。
熱いほうじ茶をお供に、
ぱくっとほうばりたいもの。
ふーと肩の力を抜き、
あんこと皮との出合いを
楽しみたいものです。
お菓子の中でも、あんこ菓子が大好きで、本書でも饅頭と餅菓子を集中的に攻めています。
饅頭の西東ということで、例の関ヶ原の戦いの時に「塩瀬」は徳川方、「虎屋」は大坂方に附いたそうです。これは面白い史実ですね。
饅頭を論ずるには実地にやってみなければダメだと、本郷の老舗・「壺屋」に弟子入り?し、小豆を煮るところから始め、各工程を踏んで最終的に饅頭が出来るまで、みっちりと丸二日間、この店で体験学習するレポートは、菓子作りをされる皆さんの参考になります。
茶道と饅頭の関わりについては”織部饅頭”に触れない訳にはいきませんね。これの作り方も載っています。
その他、木の芽饅頭、柚子饅頭、百合根饅頭、蕎麦饅頭、小麦饅頭、酒饅頭(jsbyさんに教わった佐賀県多久市の”多久まんじゅう”は酒饅頭です)、笑み饅頭、紅白饅頭、葬式饅頭・・・
すべての饅頭を網羅しています。
餅菓子についても、代表的な、大福、おはぎ(杵で搗くのではなく、すりこぎで搗くので、ペッタンという音がしないため”隣り知らず”という異称あり。”半殺し”加減が重要です。)、団子の色〃について詳しく語られます。
餅菓子の番外編としては、きんつばがあります。これを江戸で最初に作ったのは、なんと、あの榮太楼だそうです。吉原の遊女のご用達だったといいます。
ブロ友、seoul-daysさん(ブログ名:お気楽おんまのそうるらいふ)の故郷の”走井(はしりい)餅”も出てきます。
あんこ菓子大好き人間必読の書です。

