小正月
2006年 01月 15日そして昭和23年に、国民の休日とし「成人の日」となって、ン十年。
ハッピーマンデーとやらで崩れましたが、私共には慣れ親しんだ『成人の日は1月15日』という固定観念から、なかなか離れることができません。
皆さんは如何でしょうか?
さて、昔は満月をひと月の始まりとし、正月の15日(望=もち=の日)を年が改まる日として祝う伝統が強かったのだそうです。
しかし、中国から「朔旦正月」(朔は「ついたち」、旦は朝)の制度が入って来て定着するにつれて、それが大正月となり、それまでの「望の正月」が小正月になった、と民俗学のほうでは定説化されているようです。
1月15日は、また上元と呼ばれ、7月15日が中元(「お中元」の風習として残っています。)、10月15日が下元で、合わせて三元と言うそうです。
また平安期の頃から、この日に”小豆がゆ”を食べる習慣があったそうです。
「邪気を祓い、万病を除く風習として行われた」と言われています。
なお、この日を”餅がゆの節句”とも言うそうで、餅入りのかゆを食べたことに由来します。かゆを煮た薪の残りを”かゆ杖”と称し、これで女の尻をたたけば男の子を生む、として宮中でも盛んに尻たたきが行われたとのことです。 光源氏もやったのかしらん? ウチは、やらなかったので娘二人です。www
最後に、川柳で迫ってみます。
”正月を片身をろせば小豆粥” 柳多留
”成人になり代議士にねらはれる” せいじ
”市長から招待が来る小正月” 楽瓢
お粗末様でした。