漢字の勉強 (短絡語)

現代の日本漢語には短絡語がかなり多いですね。
戦後、短絡語は労働組合運動と共に急激に拡がったと言われます。
例えば、労働組合→労組、日本労働総評議会→総評、日本教職員組合→日教組 という風に。 ビラや垂れ幕の狭いスペースで目一杯、情宣(情報宣伝)活動する必要があったからですって。
学生社会でも早くから、短絡語が好まれていました。早稲田大学は早大、京都大学は京大、関西学院大学は関学というように。(因みに、○○学院大学というのは関学を以て嚆矢とするそうです。)
私は関西出身ですが、大阪では、阪大(はんだい 大阪大学)、市大(しだい 大阪市立大学)、府大(ふだい 大阪府立大学)、大工(だいく じゃなくて だいこう 大阪工業大学)、大商(だいしょう 大阪商業大学)、大経(だいけい 大阪経済大学)、外大(がいだい 大阪外国語大学)などと言ってました。
旧制高校でも、第一高等学校が一高、静岡高校は静高で通ってました。
学習院女子短期大学が学短、青山学院女子短期大学が青短、というのもありますね。

これ以外にもいっぱいあります。

運休 運転休止 中国では、停開
外食 中国では、在外吃飯
怪談        妖怪故事
外務        外交事務、外交部
閣議        内閣会議
学長        大学校長
過労        疲労過度
寒気        寒冷的天気
給食        在学校供給飲食
共学        男女同校
勤続        継続服務
携行        携帯前去
月謝        毎月付的酬謝
校庭        学校的操場
好物        愛吃的東西
賛否        賛成和否
司会者      会議主持人
終戦        戦争的結束
生家        出生的家庭、娘家
製材        鋸木成材
突飛        出人意料
不作        年成不好    百年の不作は?  
etc


↑これらの 、短絡語は日本製で、漢語の本家中国には通用せず、つづめる以前の本来の言い方に戻して言わないと理解して貰えないようです。

逆に、短絡中国語というのもあります。

方糖(角砂糖)  抗生質(抗生物質)  法院(裁判所)
汽車(自動車)  大選(総選挙)     牙医(歯科医)
天花(天然痘)  電扇(扇風機)     飛機(飛行機)  etc


短絡語は、日本人のせっかちさと相俟って、経済成長が、その拡大に拍車をかけたようです。anyhow、日本人のおおらかさと器用さが、ここにも表れているという人もいます。

          <鈴木修次「漢語と日本人」を参考にしました。>      
by amamori120 | 2005-11-23 03:12 | 漢字の勉強(京都の地名 他)