ミッチーと東洋哲学

ミッチーと言えば、昔は、美智子皇后様のことでしたが、最近芸能界では、及川光博君のことだそうですね。
少し前では、故・渡辺美智雄元蔵相でした。栃木県選出の代議士で、税務署員を経験し、税制に詳しい方でした。

この渡辺ミッチーの派閥に属したこともあるのが、野末陳平サンです。
彼はTVライターとして活躍していましたが、「ママちょっと来て」というホームドラマの作者としても随分売れていたようです。自らもTVによく出演し黒メガネのタレントとして有名でした。
ところが主役の乙羽信子さんとトラブルを起こして番組を降ろされ、日本に居られなくなって、一旗揚げにアメリカへ渡ったことがあります。
ミスター陳(チャン)と名乗って中国人を装い、怪しげな占い師として生計をたてながらアメリカを放浪しています。

その後、帰国して国会議員選挙に出るも「実力不足」で落選の憂き目を二度も見て、困窮に陥りますが、繰り上げ当選で、また浮上し、爾来3回の当選を重ねて24年間の、参議院議員としての政治家生活を送りました。

前置きが長くなりました。
その彼が、こんな本を出しています。



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1996.1 青春出版社/プレイブックス・刊 ¥850 05.11.21読了 

出版当時、彼は大正大学の客員教授をしています。多分、東洋哲学を講じていたのだと思いますが「造詣の深い中国古典の知識を生かし、今回とっておきの珠玉の言葉の数々を選んだ」のが本書です。
90項目ほどの名言・名句・名詩を提示し、一般的な解釈に加え、陳平サンの尋常ならざる人生・経験に照らし、極めてプライヴェートなアレンジによる説明を付けています。

もとより無学で、只今勉強中の雨漏りですので、初見のものが殆どです。また、有名な、所謂人口に膾炙したものもいくつかあります。

雨漏り流のコメントで、2,3ご紹介してみます。

妻は、骨肉の親しみあるに非ず  (韓非子)
 渡哲也と松坂慶子主演で「熟年離婚」というドラマをやってたそうですね。
 中国では、夫婦二心二体説が主流ですが、日本では、まだ、夫婦は不
 即不離で一心同体的な考えの年輩者が多いようですが・・・

女子と小人は養いがたし (孔子)
 家人Tにブッ飛ばされそうですね。さらにこの後に「これを近づくれば則
 ち不遜、これを遠ざくれば則ち怨む」
と続きます。
 ”アナタッ アナタもそう思ってるの?”と、アンコ顔の目を△にして詰め寄
 られそうです。
 オマケ;「女子、才なければ則ち是れ徳」・・・殺されそう。

いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん (孔子) 
 昔、TVCMで「四十にして惑わず、惑わずサモンを服む」というのがありました。四十才を不惑というのは「我、十有五にして学に志し、三十にして立つ。四十にして惑わず、五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を越えず」という有名な語句から来ています。 
ホンマかいな?と思わず呟く雨漏りって・・・

新人愛すべしといえども、故人の歓ばしきにしくはなし (曹植)
 この新人とは新しい愛人のこと。故人は死んだ人じゃなく、永年連れ添った古い妻。または女。
”ねえ、新しい女性(ひと)も可愛いでしょうが、もとの女の情愛のこまやかさには及ばないのよ。捨てないで。ヨリを戻して。お願いだから。”ということらしいですよ。
新しいも何も、愛人を持ったことがないので、こんなことを家人Tに言わせたことありませ~ん。

お後がよろしいようで・・・よろしくない?
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Commented by mitsuki_mugen at 2005-11-22 00:11
おおおっ!
すみません、意味もなく及川光博のミッチーに反応してしまいました。
大ファンなもので…(--*)
Commented by amamori120 at 2005-11-22 00:40
> mitsuki_mugenさん  ミッチーと東洋哲学  結びつきませんよねえ。   EYE-CATCHERとしては如何でしょう?
Commented by p_ado at 2005-11-22 10:38
ウムムムム・・・。面白いですね。世の男性諸氏の本音を代弁していそうなものもチラホラと、、、?^^
Commented by kazue1957 at 2005-11-22 11:15
野末チンペイさんが
まだラジオやTVに出ていた頃の印象しかありませんが
話の内容はなかなかおもしろいんじゃないと思っていました。
ただ、話かたが説教臭く、上からものを言うところが
気になりましたね。

話はそれますが
あす、六本木ヒルズで文化放送「やる気まんまん」の
公開生放送があります。
吉田照美ファンなんです。

私、行ってみるつもりです。
Commented by nagayades at 2005-11-22 15:45
みっちー・さっちー騒動ていうのもありましたね、そういえば。
野末陳平氏と乙羽信子さんの騒動は知りませんでした。
             我ながら養いがたしの長屋おかみより^^
Commented by revenouveau at 2005-11-22 20:40
性善説の立場をとる孔子や孟子、性悪説の立場をとる韓非や李斯とは、
おのずと主張もちがうわけですが、どちらにも一分の理があるという
ことなのかもしれませんね。いずれにしても、なにを選びとっていく
のかという選択は、わたしたち自身にゆだねられているのでしょう。

あっ、そういえば、野末陳平さんは、いまや、知らないひとはいない
司会者“みのもんた”さんの名付け親としても有名ですよね。
Commented by amamori120 at 2005-11-22 23:32
> p_adoさん  90項目から敢えてこれらを選んだ理由、お分かりですね。www
Commented by amamori120 at 2005-11-22 23:38
> kazue1957さん 彼が黒メガネ掛けて突っ張ってる頃は、なんだ、この野郎は、と思ってましたが、TV界から追い出されて苦労したお蔭か大分、人間が出来たと言われていましたね。
テルテル氏によろしく。
Commented by amamori120 at 2005-11-22 23:43
>長屋女王さま  正直言って、この本を読むまでは、陳平氏の動静は殆ど興味がありませんでした。参議院議員になってからのことしか知らないんです。 でも、東洋哲学は、しっかり研究したみたいです。
Commented by amamori120 at 2005-11-22 23:49
>さ・え・らサン   そうですね。荀子や老荘の孔子批判には凄いものがあるようですね。
多少ふざけて↑の項目を選びましたが、現代ではピンと来ないものも多いけど、陳平氏が、我が身にひきかえて選んだんだなと納得できるものがありました。
Commented by kazue1957 at 2005-11-23 01:10
えっ、
雨漏りさん、るみちゃん、知ってるの?
てるてるワイドも知ってるの?
Commented by amamori120 at 2005-11-23 01:16
>kazueさん てるてるワイドは昔、車でよく聴いてましたよ。
るみちゃん? すんまへん 存じあげまへん。
Commented by kazue1957 at 2005-11-23 01:37
るみちゃんというのは
「よしだてるみ」の「てるみ」から「て」をとって「るみ」。
番組内では「るみちゃん」とよばれていました。
「るみちゃん音頭」というレコードも発売されたんですよ。
ヘビーリスナーであります、わたし。

うれしいなあ~、
てるてるワイドの話ができるかたが身近にいらっしゃったとは!
Commented by amamori120 at 2005-11-23 01:40
>kazueさん  ヘビーリスナーということは熱烈なファンということですね  って前のmazueさんのコメントで仰有ってるじゃないか、アルツの雨漏りめ。
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by amamori120 | 2005-11-21 23:52 | 読後感・本の紹介 | Trackback | Comments(14)