横山秀夫を読む 11 「真相」
2005年 10月 03日
「真相」 読み始めてすぐ「アッこれはTVで観たぞ」と気付きました。
こうやって横山秀夫を読み進めて来ると、彼の作品は結構TV化されているんだなと判ってきました。
「篠田税務会計事務所」を営む篠田佳男は10年前息子の佳彦を亡くしていた。刃物で刺殺されたのだった。15才だった。通り魔的犯行とされ、犯人は杳として見付からぬまま10年が過ぎた。
そして或る日、警察から、犯人が判ったと連絡があった。強盗殺人で捕まえて、余罪捜査をしたら、佳彦殺害に行き着いたというのだ。犯人は自白するのだが佳男達遺族には思いもかけぬ事実がキッカケで、佳彦を脅した末に殺害に至ったというのだ。それは、佳彦が書店で”万引き”をしたのを見た、という事実だった・・・
ここで横山秀夫お得意の仕掛けがされていて、大変な新事実が浮かび上がって来る。そして想像もつかぬ結末に至る。
珍しく、それぞれ独立した短篇五つが収められています。
☆18番ホール
☆不眠
☆花輪の海
☆他人の家
横山秀夫の、仕掛け、引っかけを、お楽しみ下さい。
尚、これで横山秀夫・完読だと思っています。
彼の新作を待っています。

