渡邉政子「パン屋さん大好き!」
2005年 08月 30日世にパン好きの人は無数に居ると思われますが、この著者ほどパンに入れ込んだ人は希有でしょう。
パン好きが高じて、なんと「パンの会」なるものを立ち上げちゃいました。
パン屋さんとパン好き人間とのコミュニケイションを、もっと密に、もっと大きくしましょう、という主旨で、色々なイヴェントを企画、実施しているようです。 この時点(1993年)で、北海道から沖縄まで、3千人の会員が集まり、その後もドンドン増えているようです。
ところで、本書の末尾に著者紹介が載っていますが、その中に、印象的な文字を発見しました。
「愛パン家」というのがそれです。
本書によって、こういう言葉があることを初めて知りました。多分、彼女の造語でしょうね。
ついでに、 「愛○家」というのを調べてみました;
愛妻家
愛犬家
愛煙家
愛車家
愛鳥家
愛書家
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愛○ というのは、いくつもありますが、愛○家 というのは、そう多くはないようです。もとより浅学の私のこと故、皆様のご叱正をお待ちします。
閑話休題、本書はパン組(パンの会〃員のパン屋さん)さんたちからの聞き書きを本にしたものです。いくつかご紹介しましょう。
経営者的なパン屋さん、職人的なパン屋さん、芸術派のパン屋さん 色々居ますが、いずれにも共通するのは、パンを作ることが好き ということ。パン作りに生涯をかけ、使命感を持って日夜精励しているんですね。
それぞれのお店のモットーは掲出したページにある通りです。
経歴やパン屋の生態?、日常生活など興味深く読める本です。