EAT (食べる)
2005年 07月 31日これの俳句欄の枠をはずして、短文ならなんでもどうぞ、とやったところ、何万という投句があるそうです。これは ”創句(ソーク)” と名付けられています。不定型の自由詩ですね。
ソープ(ランド)派の小沢昭一サンに対抗して、永六輔サンのことをソーク派と、筑紫哲也サンが命名しました。
永 さんが選者となって、面白い、と取り上げた中から、さらに雨漏りが面白い、と感じたものを、ご紹介します。
分野ごとに紹介していきますが、今回は ETA (食べる) です。
☆私の妻は見て美味しい料理が得意です
☆焼き魚縦に置くこの家の食卓
☆豆腐の味噌汁は嫌いなんだと十五年目になって言う夫
☆平和です。 朝の牛乳
☆肉じゃがのしらたきが好き
☆となりのトロロ
☆コンニャクはメランコリック
☆夜中にプリンはふるえてる
☆特上ちらしのデンブの気持ち
☆漢字で書かれたいバナナ
☆ミカンを描こうと思ったが喰った
☆林檎剥く誰も気付かぬ誕生日
☆積んである西瓜の一番下のが欲しい
☆それきりのつき合いだった、紙コップ
☆本心を聞いてみたさのお茶を注ぎ
☆「シベリア」は
懐かしいお菓子です
☆それなりに旨い蕎麦屋のライスカレー
☆経済大国の隅っこで
目刺しを焼いている僕
皆さんは、どれが面白いと、お感じでしょうか?
選者の永さんの、味のある言葉も、ご紹介しておきます。
おいしさの記憶というのは、”いつ、どこで誰と一緒に食べたあれ”というように場所や人間と結びついて残っている。だから、”おいしい”というセリフは実は、すごく贅沢なことで・・・・・人は、それぞれの人間関係の中においしいものの地図がある。地図の中に、おいしい場所をたくさん持っている人は、自分で思う以上にとても贅沢な生き方をしているのだ。

