貴志祐介を読む 1 「硝子のハンマー」
2005年 07月 25日
2004.4 角川書店・刊 ¥1,680 05.7.22 読了
少しネタバレさせます。日曜の昼下がり、株式上場を目前に、出社を余儀なくされた介護会社の役員たち。エレベーターには暗証番号(これを知らないと12Fの役員フロアに行かれない)、廊下には監視カメラ、有人のフロア(B1F,1Fにはガードマン。廊下には秘書たち)。厳重なセキュリティを破り、自室で社長は撲殺された。凶器は見当たらない、殺害方法も見当がつかない。すべてが不明のまま逮捕されたのは、続き扉の向こう(コネクティング・ルーム)で仮眠をとっていた専務・久永だった。青砥純子は、弁護を担当することになった久永の無実を信じ、密室の謎を解くべく、防犯コンサルタントの榎本径を訪れるが、のっけから、シャーロック・ホ-ムズされ、戸惑いつつも彼の能力を頼るようになる・・・
この著者、4年半ぶりの新作だそうですが、成る程、満を持して発表しただけのことはあり、実に見事な、抜群の密室物でした。
タイトルの硝子のハンマー、思わせぶりなタイトルですが、これが大ヒントです。

