「太平洋の奇蹟」を観る

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今月の2本目。
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(画像はクリックで大きく)
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1944年、太平洋戦争末期、玉砕の島サイパンにアメリカ軍から“フォックス”と呼ばれ、畏れられたひとりの日本人がいた。大場栄大尉。男は最後、47人になりながらも仲間の兵士たちと共に、16カ月もの間、敵に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いた。
彼の誇り高き魂が、味方の日本人だけでなく敵側のアメリカ人の心をも大きく動かしていった――。

監督 平山秀幸
出演 竹野内豊、井上真央 山田孝之 中島朋子 近藤芳正 ベンガル
     光石研 岡田義徳 阿部サダヲ 唐沢寿明 
  
                              サイトより

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帝國軍人だった亡父に観せたかったなぁ。

戦時編制だと、歩兵1ケ中隊というのは約250人。
大尉が中隊長となります。

最後の突撃で日本軍は4,000名、米軍は2,000名を失い、これで日本軍の組織的な戦闘は不可になる訳で、生き残った兵士は大場大尉を入れて48名。 1ケ小隊でしかありません。
戦うならもうゲリラ戦法しかないですね。
その神出鬼没なゲリラぶりが実に有効で、大いに米軍を悩ませたので、”FOX”と呼ばれたのださうです。

ここでちょっと言及したいのは、この大場が生粋の軍人ぢゃないということ。
地方(軍隊外の社会をそう呼んでました)では地理の先生をしていたやうですが、陸士(陸軍士官学校)出の将校だったら無益な突撃を敢行して、たちまちのうちに米軍機銃の餌食になっていたろうと思います。一応、将校としての訓練・経験は積んでますが、この大場大尉はインテリ階級ですから、敢闘精神は旺盛ながらも、部下の兵士、200人もの民間人をなんとか生きながらえさせやうと心を砕く訳ですね。
そういうコンセプトに基づく行動が実に成功的で希有なケースだったから ソレが”奇蹟”と言われる所以なのでせう。

ついでですが、唐沢寿明サン、やくざ上がりの一等兵を演じています。
入れ墨は入ってるし、スキンヘッド。 こてこての大阪弁。
こういうのは兵隊の中では一番コワイ。
星の数よりメンコの数・・・階級より、どれだけ永く軍隊の飯を食ったかで、実質的な"階級”が決まってたと亡父からも聞いたことがあります。だから、この唐沢一等兵、下士官どころか将校にも畏れ入るということなく大暴れします。 えてして、こういう兵隊は戦わせれば強いんですヨ
好演♪


最後の”セレモニー”で、軍歌を歌いながら日本”軍”が歩調をとって入場して来ます。
その日の丸の旗を見た時、グッと来たのは、拙が元帝國軍人の息子だから?
by amamori120 | 2011-02-16 20:42 | 映画