世間遺産放浪記 8-1
2010年 09月 08日
世界遺産・・・じゃなくて世間遺産
第8章・屋根もまた顔 その1 です。
お楽しみください
(このネタは¥$氏のご提供によります)
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第8章 屋根もまた顔
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一服する老職人の余韻や汗が入り混じったマニュファクチュアな気分を孕む屋根・・・

芝棟は原始的な棟飾りの技。屋根に泥を置き植物を植えた雨漏りを防ぐ。百合、万年青、羊歯、菖蒲、いちはつ、巻柏などの宿根草。
ウチもコレに替えるかな?

本書の表紙にもなっていますね。
右の小さな写真は、屋根が付いた状態の鞘蔵。
屋根の突起物は竹で編んだ泥柱。この建物はお米や漆器を収納した泥の筺。
台風で飛ばされてしまった、かつての藁屋根の天井の間に生まれる空間は、火事の時、屋根だけ燃やして種籾や家財を守る村人の知恵。

赤い瓦屋根の煙出し。と言っても排煙や採光よりも蚕室に用いる屋根裏の換気、温湿度を調整ぶることを主眼とした。

箱棟風ガラスの越し屋根は、棟の部分に小屋根を組んでのせている。

明治維新からしばらくして登場するガラス窓。このかつてのパンツ工場のノコギリ屋根にはガラスがはめ込まれ、採光の機能を果たして生産向上を図った。

「父」の字のような棟場飾りの「雀おどり」

気仙地方独特の意匠が施された煙抜き・換気の越し屋根。出稼ぎ集団・気仙大工の仕事ではないか。


平石(頁岩)を、そのまま屋根材に使った高床式入母屋作りの石屋根の納屋。海風の強いこの地方特有の生活の知恵。

お楽しみ頂けたでせうか?
第8章・屋根もまた顔 その2に続きます。

