「チリの地震」
2010年 03月 01日
我が国のTSUNAMIの被害はあまりなかったようですが、現地では大勢の方々が、亡くなったり怪我したり、物損を受けたり・・・お気の毒ですが、明日は我が身。心して準備おさおさ怠らないようにいたしませう。← あまりにタイムリーですが

1991.6 王国社・刊 ¥1,500
A10-032(モー様のKナンバーに倣って、2010年、Amamori読了32冊目)
積んであって、いつか読もうと思ってた本のひとつです。
著者のクライストは 1777~1844 34才で若死にしました。しかも心中!
プロシャの軍人系の家の出・・ですが、大成せず、時代の帝王ナポレオンの暗殺を試みたり、劇作を始めて、同時代最高の詩人ゲーテから、月桂冠を奪取しようとしたり、でもことごとく失敗。懲りずにジャーナリズムに向かい、次々に雑誌を発行するも、時代の流れに抗するようなものばかりだったので、やはり大失敗。
傷心の末、前年に、さる文学サロンで知り合った女性とベルリン郊外のヴァンゼー湖畔で拳銃による心中を遂げた・・・・
作品としては、8扁の戯曲、8扁の小説、おびただしいエッセイ、小品、詩があるそうです。
本書には、短編小説6扁、2扁のエッセイが収められています。
表題作は、1647年にチリ王国の首都サンチャゴで何千という人間が落命した大地震直後から始まる或る若き男女の物語です。
裕福な大貴族の娘とその家庭教師が愛し合うようになり愛の結晶も宿るが、カトリックの厳しい掟により、二人は処刑されることになる。執行寸前に大地震が起き・・・・

