「仏像が語りかける生きるヒント」

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戒名だの仏像だの、雨漏りも五木寛之サンみたく段々抹香臭くなって来た? 017.gif









「仏像が語りかける生きるヒント」
西村公朝・著 平成13.4 講談社・刊 ¥1,365
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著者の西村公朝(こうちょう)サン
こんな経歴の方です。
1915年大阪府生まれ。東京美術学校(芸大)彫刻科卒。
美術院国宝修理所職員として1300体の修理に携わる。
1959年同所所長。
1983年東京芸大教授退官。
1987年仏師最高の称号である天台大仏師法印を授与。
京都・愛宕念仏寺住職と吹田市立博物館長を務める。



仏像の解説を通して、仏の心に触れさせてくれる本です。

仏教と仏像については、たとえばこんな風に書かれています。

(6世紀半ばに仏教が伝来したのですが)貴族や政治的支配力のある人物は、まず、政治的な目的、つまり国を一つに治めるための拠りどころとして仏教を取り入れました。それは単に信仰というだけでなく、仏の教え、慈悲の心を説くことで、仏教が人間の心のあり方を知る上に是非必要なものである、という考えを浸透させ、民衆の気持ちを仏教に引き付け、平和な国造りを考えたのでしょう。・・・・
日本は「神」を信仰する国でしたが神道の拝む対象というは鏡や剣、勾玉のようなものばかりで神の姿はありません。
その点、仏像は信仰の対象として大変わかりやすいものです。


最初に日本で仏像を作ったのは、みなさんも日本史で習って覚えておられるでしょうが、朝鮮半島からの渡来人、止利仏師ですね。法隆寺の釈迦三尊像が代表的な作品です。
平安時代には定朝が活躍します。鎌倉時代は運慶・快慶の時代ですね。

仏さんは、大きく四つのグループに分けられます。
1 如来グループ  阿弥陀如来、薬師如来、大日如来 
2 菩薩ブループ  十一面観音菩薩、千手観音菩薩、地蔵菩薩
3 明王グループ  不動明王、愛染明王
4 天部グループ  四天王、十二神将、仁王、吉祥天、弁財天

如来は、釈迦が悟りを開いた時の姿・・・という風に説明がなされます。
一般的に、如来像の目は、瞑想した状態になっていて、両目の瞳が中心から、やや外にずらした状態で、これを”三昧”と言ってます。よく、○○三昧てなことを言ったり聞いたりしますが、三昧に入ってるときの目というのは、精神を一つに集中している目つきなんだそうです。
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如来の目は父親のような厳しさのなかに温かさがある
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宝冠や首飾りで着飾った菩薩


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この本は平成13年に出版されていますが、平成8年に法隆寺から依頼された維摩居士(ゆいまこじ)、勝鬘夫人(しょうまんぷにん)の像が完成間近だったようで、聖徳太子像の両脇にまつられている筈です。




オマケ
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数珠の解説

画像は、すべて著者によるものです 001.gif


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いつの間にか仏像関係本が集まってました001.gif
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Tracked from 湯水のごとく・・・ at 2008-09-16 23:00
タイトル : 近未来超高層巨大大仏
立っているのが観音様、座っているのが大仏様 また大仏は男性で、観音は女性・・・なんて間違って理解していました。 仕事で行った茨城県で偶然めっけたガリバー王国^^ハンパじゃないでっかい大仏様に腰を抜かしそうになりました。 神社仏閣を観るのは好きですが、知識もなく観音様と大仏様の違いさえわかりません。 教えてgooによると 大仏様は大きな仏像で釈迦如来、阿弥陀如来などで如来とは悟りを開いた者、最高位の仏 会社の社長の様なもの 観音様は菩薩で悟りを求めて修行をしている者、如来の慈悲...... more
Commented by ミモザ at 2008-09-09 07:24 x
西村公朝さんの絵と彫刻はホノボノとして
和みますね。
内容も分かりやすそうだし、絵の本としても楽しめますね。
まだ、仏教関係には関心がありませんが、この本は欲しいです♪
Commented by い~さん(^.^) at 2008-09-09 08:20 x
いま~新聞で~五木さんの連載やっていますよね (^^♪

世の中が~救いを求めてるかも

仏~神~とくれば
出雲へ 来るしか無いかもで~す (^_-)-☆
Commented by amamori120 at 2008-09-09 08:40
>ミモザさん
著者はわが国造仏界の第一人者なんでしょうね。
でも押し付けがましいところが皆無でスーッと読めましたヨ
入門書には最適だと思います♪
Commented by amamori120 at 2008-09-09 08:43
>いーさん  おはようございます。
小説を書かなく(書けなく?)なった五木サンですが、相変わらず執筆意欲が旺盛ですね。
仏教にも造詣が深く、そのうち出家する加茂さくら ww
Commented by ミー太郎 at 2008-09-09 11:05 x
仏像は結構好きなので時々その関係の本を眺めたりします。
見ていてこちらまで穏やかになれるのが良いですよね。
一番好きなのは「弥勒菩薩」像。あの余裕さえ感じられる物腰が好きです。(^^)

三昧・・きっと私もそんな目をして箒にまたがっていたのかもしれない。。
Commented by ひー at 2008-09-09 12:54 x
そろそろ、悟りの境地へ……
そうかぁ、仏師に称号があったのですね。中学の頃何故か阿弥陀如来像を描いた記憶があります。

あーさんはマンゴー三昧と言うことで…
Commented by たそがれ at 2008-09-09 14:08 x
 先程はお越し戴いて有難うございました。
 仏像のお話興味深く拝見しました。実は私は地域のお寺の総代をしてまして、お寺さんの記事もよく載せています。
 別ブログのURLを別のコメントでお、知らせしますのでまたお越し下さい。
Commented by たそがれ at 2008-09-09 14:26 x
   別ブログのURLです 
   http://blog.goo.ne.jp/f3840
Commented by amamori120 at 2008-09-09 17:47
>ミー太郎さん こんにちHA
今日も本屋に寄り、実物大というキャッチコピーの仏像本を眺めて来ました。京都、奈良篇  多分買い込むことになりそう♪

三昧  味のある言葉ですね。
Commented by amamori120 at 2008-09-09 17:48
>ひーさん  こんにちHA
今日も、マンゴー三昧しちゃいました ww
この後、UPします♪
Commented by amamori120 at 2008-09-09 17:51
>たそがれさん 早速の答礼訪問ありがとうございます。
お寺の総代を?   名家でいらっしゃるんですね ♪

お寺さんの記事は、今のブロ友さんたちは、あまりUPされてないので、
実に興味深いです。
Commented by amamori120 at 2008-09-09 17:52
>たそがれさん  
再度のお越しありがとうございます。
後ほど、http://blog.goo.ne.jp/f3840 へ伺ってみますネ
Commented by moimoi at 2008-09-09 22:56 x
こんばんは。
仏像関連の本が段々と雨漏りさまの書斎にも増えてきそうですね。
西村公朝さん・・絵も魅力的ですね。
興福寺の阿修羅像は遥か前に見たきりになっているので、また実物を見に行ってみたいといつも思ってしまいます。。
Commented by amamori120 at 2008-09-10 17:30
>moimoiさん  レスが遅れました。
神道関係も40冊を超えましたし、いったい拙はどこへ行くんでしょうね?

狛犬と仏像巡り  フリーになったら実行したいです ♪
Commented by yumidesu1009 at 2008-09-16 23:00
トラバありがとうございます。
深く深く頭を垂れ
乳も垂れるのを押してあげながら読ませていただきました。
とっても勉強になりました。
Commented by amamori120 at 2008-09-16 23:07
>ゆみさん  こんばんHA
いえいえ、こちらこそT.B返しありがとうございます。

Tバックの家人は、乳は垂れるほどヴォリュームがなjく、代わりにお尻が・・・・ ww

仏罰 当たらないでしょうねぇ ww
Commented by bricolage at 2008-09-18 08:34
私も最近書店に行くと、仏像関係のタイトルの前で立ち止まってしまいます。^^
amamoriさんも以前ブログで書かれていましたが、神仏の前で畏敬の念を抱く時、解き放たれた様な、なんともすっきりした気持ちになるのです。
狛犬と仏像巡り、楽しみですね。♪

つゆの
Commented by amamori120 at 2008-09-18 11:14
>つゆのさん  おはようございます。
昨日、電車の車内吊り広告で講談社文庫 「百寺巡礼」五木寛之 というのを見ました。  これの関東版を単行本で読みましたが、なかなか読ませる内容なので、コレも購読するつもりです♪
ご参考まで。
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by amamori120 | 2008-09-09 00:32 | 読後感・本の紹介 | Trackback(1) | Comments(18)