KOBE洋菓子物語 村上和子 1997.5 神戸新聞総合出版センター・刊 ¥1,680
京都といえば、和菓子。
♪
そして神戸♪ 洋菓子のイメージですね。
神戸市&地域の洋菓子屋サンの紹介と、KOBE洋菓子の歴史を
案内するスィートな本です♪
それと、どちらかといえば洋菓子に不案内な雨漏りには有り難い
洋菓子ミニ辞典が付いています。例えば、タルトとトルテがおんなじだと
再確認できました。
代表的な、洋菓子店をご紹介します♪
チョコレートとキャンデーをメインに、昭和6年開業。
バレンタインデーをはじめハロウインを、日本に持ち込んだパイオニヤ。
芦屋市に本店。「クレープ・シゼット」に大感激したオーナーが、そのデザートを考案した菓子職人の名を店名とした。クレープが看板商品。私の地元・船橋のデパートにも出店があります♪
昭和41年、スイス菓子を看板に創業。今やそのジャンルはフランス、ベルギーまでも。歳時記にあわせ、オリジナルスィートがウインドウに華やかに並ぶ。
明治38年「藤井パン」として兵庫区で開業。洋菓子にフランスの文化までつけ加え、日本に広めたパイオニア的存在。
関東大震災で被災したユーハイム夫妻が三宮に店を構えたのが大正13年のこと。以来、ユーハイムは、ハイカラ神戸のスィートスポットとして、多くの知識人や有名人に愛されてきた。
知人の記事です♪
日本全国にフランス食文化を根付かせた、関西弁でまくしたてる”パリ野郎”
大正12年、マカロフ・ゴンチャロフさんが創業。我が国で初めて、板チョコじゃないファンシー・チョコレートを売り出した。ウイスキーボンボンは空前の大ヒット商品となった。
明治30年創業。神戸にあって現存する最古の店。今や全国の百貨店等に300店舗、直営店約30店舗を数えるナショナルブランドの老舗。
ゴーフルは年間9千万枚の生産を誇る。
大正13年の創業。絶対的人気を誇るヒロタのシュークリームは日に30万個も作る。
1代目がNHKの朝ドラ「風見鶏」のモデルになって以来、神戸に異人館ブームが巻き起こった。現在は孫娘で3代目のベラさんが社長として伝統の味を守っている。
神戸の洋菓子の歴史を、ポイント的にご紹介します。
亀井堂総本店が瓦せんべいを売り出す。
神戸凬月堂がオープン。
藤井パン(現・ドンク)が開業。
マカロフ・ゴンチャロフ氏が中山手教会の東隣で開業。
ハインリッヒ・フロインドリーブ氏が中山手でパン屋を開く。
ユーハイム開業。
モロゾフ洋菓子店開業。
バレンタインデーにチョコレートを モロゾフの広告。
元町のジュラ街に「洋菓子のヒロタ」が開店。
ドンクがフィリップ・ピゴ氏を招く。
エーデルワイスがオープン。
昭和42年、ユーハイムの店内。
平成7年 阪神大震災時のフーケ生田店。
著者 村上和子サンです。