本、本、本・・・・・

最近読了した本を載せてみました。
「イギリスのユーモア」北村 元
「チベット マンダラの国」奥山直司/松本栄一
「死語読本」塩田丸男
「論語名言集」村山吉廣



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「イギリスのユーモア」北村 元・著 サイマル出版会・刊  ¥1,365
テレビ朝日のアナウンサー北村 元さんが、英国BBC出向中に、苦労して蒐集したジョークを体系的にまとめた本です。
シェークスピアやチョーサー、ジョンソン博士あたりにまで言及した労作です。

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 「チベット マンダラの国」奥山直司/松本栄一・著 1996.6 小学館Shotor Museum・刊 ¥1,500
これ一冊で、チベットのことがすべて分かる本です。
ダライ・ラマの発生から現在のラマ14世(ノーベル賞受賞、北インドに亡命政権)のことも。パンチェン・ラマという存在 ご存じでした?

チベットの人々は滅多に顔も洗わないし、入浴もしないそうです。
それに、ちょっと変わった婚姻制度。一妻多夫が行われている地域もあるそうです。例えば、三人兄弟の家に嫁入りしたら、三人と夫婦になる。生まれた子供は、父親が誰であれ長男の子とする・・・というようなことも。

昔は独立国でしたが、今は中国の一自治区となっています。


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 「死語読本」塩田丸男・著 1994.7 白水社・刊  ¥2,100
「死後」のことを書いた本ではありません。それは先日物故されたタンバリンに任せましょう。
小太りで、メガネ、髭を蓄えた、カワイイ感じのおじさん・塩田丸男サン、有名な評論家ですね。

 日本語が大きな変化を遂げた、多くの新しい言葉が生まれ、同時に、おびただしい言葉が失われたということは、日本の社会が、また日本人そのものが大きな変貌を遂げたということにほかならない・・・・・今日ほど多くの「死語」が発生している時代はかつてなかったのではないだろうか

例えば「菜越し」なんて言葉をご存じでしょうか?
おかずは手前の方にある皿から箸をつけ、順次離れた位置にある皿に移って行くのが作法で、手前の皿のものに一箸もつけず、いきなり遠くの皿に箸をのばすのは行儀が悪い・・・
今時こんなことを教える親はいないし、私も知りませんでした。だから「菜越し」という言葉は完全に「死語」になってるんですね。

ってな調子で、百余りの「死語」について論考を加えた本です。


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 「論語名言集」村山吉廣・著  1989.2 永岡書店・刊  ¥780
誰でも知ってる「論語」。その中から我々が日常的に使ってる語句、結構ありますね。

・三十にして立つ
・切磋琢磨
・女子と小人は養い難し
・温故知新
・義を見てせざるは勇なきなり
・後生畏るべし
・過ちては改むるに憚ることなかれ   等々

これらを含む「名言」を一冊にまとめ解説を加えた本です。
不勉強の雨漏り、一度読んだだけでは頭に入らないので、再読、再々読・・・が必要かなと思っています。
by amamori120 | 2006-10-03 01:00 | 読後感・本の紹介