イタリア・トスカーナの優雅な食卓

別名義の過去記事を再掲します。

宮本美智子・文 永沢まこと・絵 1994.5 草思社・刊 ¥1,890

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オリーブ、葡萄、糸杉の緑が織りなす、名画のような田園風景。自然の恵みがもたらした新鮮な野菜、パスタ、チーズ、ワイン・・・
ルネッサンスを育み、西欧社会の理想を具現する地トスカーナには、シンプルにして、芸術的な食卓があった!

宮本美智子さんが、”伴侶”の永沢まことさんと娘さんと共に、トスカーナの田舎に滞在し”食”を中心に、田舎暮らしの楽しさを語ってくれます。

永沢さんのステキな絵を出来るだけ、お見せしたいと思います。

彼女達が”住んだ”のは、フィレンツェとピサの中間くらいのセアノ村から更に奥に入ったあたり、カペッツアーナというところです。ここはボナコッシ伯爵の所有地で、その敷地はなんと655ヘクタール。どのくらい広いかというと・・・ええっと・・、とてもとても広いんです。
伯爵一家の住む屋敷は、ヴィラ・ディ・カペッツアーナとして知られ、なんとなんと15世紀に建てられたものだそうです。しかも、元々はあのメディチ家のものだったそうです。
彼女が見せて貰った部屋だけで30以上もあり、どの部屋にも名作の譽れ高い絵画や彫刻が飾られているそうです。
ボナコッシ伯爵家はワイン製造を業としています。カルミニャーノ・ワインのヴィラとして有名なのだそうです。  ワインのことは「ワイン手帳」をお読みください
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                           ボナコッシ伯爵と伯爵夫人

トスカーナは南仏プロヴァンスと並ぶ、ヨーロッパ人、とりわけ英国人のあこがれの地であるそうで、「トスカーナには新鮮でおいしい食事と素晴らしい風景と野菜と花の香り、プロヴァンスにあるものすべてがある」と言われています。
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健康美容食を追求していった先が何故イタリアだったか?
宮本さんの答えは「野菜が多くて新鮮だから。」しかもパスタでとる炭水化物は、消化がよく、おなかにもたれなくて心地いい、と言っています。
↑の野菜達  左ページ ペペロ-ニ、ルーコラ、ズッキーニ、キュウリ、トマト、パセリ
右ページ バジリコ、カルチョフィ、ナス、タットゥーガ、フィノッキオ、 ラディッキオ・ロッソ
こういう野菜だけでなく、オリーブもチーズもワインも肉(兎等)も全部、伯爵家では自給自足できるんだそうです。スゴイですね。
宮本さんたちは、伯爵家から、ひと山離れた伯爵の妹夫婦のヴィラの一部に滞在するんですが、畑から好きなだけ野菜を摘んで食べてもいいと言われ、本物の野菜をたらふく食べています。
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葡萄摘みを手伝います。
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ダ・ヴィンチ村の家↑
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トスカーナの木陰↑
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フィレンツェです。有名なドゥオーモの屋根が見えますね。↑ ジオットの鐘楼も。

永沢さんは、パルミジャーノ・レジャーノの、あの塩味と口の中でまろやかに溶けていくときのうまみに魅了されたそうです。 ヨーロッパのチーズの歴史は古く、最も古いのは、イタリアのペコリーノ(山羊)でBC1世紀ごろから、次がゴルゴンゾーラ(青カビ)で9世紀、パルミジャーノは10世紀、そのあとにスイス、フランスのチーズが続くんだそうです。
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大家さん。赤シャツは、伯爵の妹の旦那、フィリッポ。

大家さんや、その友達、伯爵家そして、ここを拠点にヴェネツィアやジェノヴァまで足を伸ばし、優雅なそして素朴な、ヘルシーな食卓を楽しむのです。


こんな本も出ています。
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Commented by 鱧男 at 2005-12-11 14:31 x
イタリアは京都に似ているなあーとつくづく思います。
TBさせていただきました。いつもありがとうございます。m(_ _)m
Commented by kazue1957 at 2005-12-11 17:16
きょうの記事に関係ないことなんですが
よろしいでしょうか?

雨漏りさんがどちらかで山渓社の
「歩く地図」のこと書かれていたので
お尋ねします。
歩く地図には手書き風の地図(店名が印刷の活字でないなどなど)がところどころにありましたよね、ちょっと前まで。
そのスタイルはもうやめたのでしょうか?
最近書店で歩く地図を見ると
手書き風地図がないので
買いたい気分にならず、新しい版をもっていません。
すきな地図本だったので残念です。

勝手なことで申し訳ありません。
Commented by loja-de-feliz at 2005-12-11 18:11
イタリア暮らしに憧れます!
雰囲気・料理・ワイン
全て好きです!

食いしん坊の私は、
その中でも料理が大好き!

ブログ読ませていただきながら、
心はイタリアに飛んでいました(ウットリ)

つかの間の海外旅行気分
有難うございました(^_-)-☆
Commented by ninuckey at 2005-12-11 19:58
>「野菜が多くて新鮮だから。」
いいですね~。自給自足の生活、憧れです。
内容もさることながら、絵も素晴らしいですね♪
Commented by amamori120 at 2005-12-11 22:23
>鱧男はん  T.B & コメントありがとうございます。
イタリアも京都も大好きです ♪  トスカーナに住むのが夢です。
Commented by amamori120 at 2005-12-11 22:28
>kazueさん  残念ながら手書きの地図は一枚もありません。
去年、京都へ行く前に買った、 るるぶ もオール活字でした。

ところで、京の町家は、どの辺りがいいでしょう?
Commented by amamori120 at 2005-12-11 22:34
> loja-de-felizさん  これを読むと、もっとイタリア暮らしに憧れますよ。  これ以外に、F・メイズ「イタリア・トスカーナの休日」、M・リップス「イタリアの田舎暮らし」、P・ボブデー「イタリア・ウンブリアで田舎暮らし」、有元葉子「イタリア田舎生活の愉しみ」などが面白いです。
Commented by amamori120 at 2005-12-11 22:37
> ninuckeyさん 永沢さんの絵はとても親しみ易く好きです。お見せした何倍もの絵が載ってます。
とれとれの野菜って、そのまま食べても美味しいんですね。
Commented by kazue1957 at 2005-12-11 22:39 x
変なコメント、失礼しました。ありがとう。

京都好きを誇っています(?)が
それほど京都通いをしている訳ではないんです。
色々としがらみやら制約が多くて・・・。
お姫様なんです。????いくつですかって?

どのあたりの町屋がお薦めですか?
京大、好き(?)なので近くに住めれば・・と。
Commented by amamori120 at 2005-12-11 22:57
>kazueさん  どーいたまって  です。こんなことを書くと軽蔑されそうですね。すんまへん。
いくつになっても、自分が、お姫様だと言えるのは、恵まれた方だと思います。いや、ほんまに。
私も、京都は不案内で、ようわかりまへんけど、入試に失敗した京大周辺は避けたいな。  でも弟の長女がリヴェンジしてくれたから、kazueさんの、お好きな京大の近くでも我慢します。
ご招待、待ってます (^-^)
Commented by niihama-seika at 2005-12-11 23:04
イタリア料理好きです!(^0^)いいですね~♪
野菜の載っているページでじっくり見入ってしまいました♪
聞いたことのある名前がたくさんあって楽しかったです♪
ラディッキオはトレビスのことだと聞きました。
一体どんな料理に使うんでしょうね(笑)
Commented by amamori120 at 2005-12-11 23:49
>niihama-seikaさん お晩です。 やはり専門家は目の付け所が違いますね。 ラディッキオ・ロッソ チコリの一種。赤紫色で苦みがあるそうです。サラダにでも使うんですか?
Commented by けーこ at 2005-12-12 12:30 x
いいなぁ~、フレンチも好きだけどイタリアンも大好きな私。
少しの間でいいから、旅行ではなく「暮らして」みたいですねぇ。
でも実現しそうにないので、せめて本でも読んで
暮らした気になりたいと思います。
Commented by ktajiri2 at 2005-12-12 14:01
うわー絵を見てるだけでシアワセ!ステキステキ!
美味しくて身体にいいものをたくさん食べたいですねー。
Commented by bricolage at 2005-12-12 16:24
amamoriさんこんにちは!
永沢まことさん、うちの夫もファンで4、5冊持ってます。
でも、ニューヨークとスペイン編でした。
私はそれこそ最近、永沢さんのサイトを眺めてたりして、タイムリーな話題でした。amamoriさんイタリア大好きなんですね。前にも
書いていらっしゃったけど....我が家もイタリア料理に目がないんです。

つゆの
Commented by amamori120 at 2005-12-12 17:47
>けーこサン イタリア本を読むと、今をときめくフランス料理もイタリアから学んだものが多いそうです。 カトリーヌ・ド・メディシスの、お輿入れの頃でしょう。
私もloja-de-felizさん へのレスにも記した本を読んで代替行為してます。 歳末ジャンボで当たれば実現可能かも。www
Commented by amamori120 at 2005-12-12 17:53
>kanaさん  空気はいいし、新鮮なものを、好きなだけ食べられる、ストレスもない---私も、こんな経験してみたいですね。
Commented by amamori120 at 2005-12-12 17:58
> bricolageさん  ほほう、貴オット様、永沢さんのファンですか。
It ’s great!  子供の頃、”クオレ” を読んで以来のイタリア好き です。 もう彼の地には4,5回行きました。 いつも安ツアーですが、歳末ジャンボを当てて、ゆっくりと個人旅行したいです。
Commented by amamori120 at 2005-12-21 19:56
>moriboscoさん  いらっしゃいませ&初めまして♪
Oh、同好の士ですね。
ボナコッシ伯爵家のオリーブオイルがっ?! 本当ですかっ?
是非T.Bお願いします。  後ほど伺います。
Commented by moribosco at 2005-12-21 19:56
はじめまして。もり といいます。イタリア好きです。
『イタリア・トスカーナの優雅な食卓』&『イタリアの幸せなキッチン』
私も以前読みました。(今は手元にないのですが)
永沢まことさんの絵がとても良い感じですよね!
この本の舞台に出てくるボナコッシ伯爵家のオリーブオイルが
今日届き、記事を書いたので後ほどTBさせて頂きますね。
(エキサイトのとはまた別ブログになります。) では!
Commented by moribosco at 2005-12-21 20:00
あ、文章を書き直している間にコメント頂いてしまったのですね。
TB完了しましたので、ご報告まで ^^
Commented by amamori120 at 2005-12-21 20:17
>森森さん  www  今、そちらに伺いました。
  因みに 私の本名は NUOVO-い  ですよ。
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by amamori120 | 2005-12-10 23:39 | 読後感・本の紹介 | Trackback(3) | Comments(22)