風流堂サンの花歌暦 平成二十三年 弥生
2011年 03月 01日今月も、、日本三大銘菓の第一、山川の風流堂サンの花歌暦から始めたいと思います ♪
画は、いつもの十河勝一氏です。
和泉式部 978年頃~没年不詳
平安時代中期の歌人。中古三十六歌仙の一人。和泉守橘道貞の妻となったことから「和泉式部」と呼ばれる。和歌の才能に秀でている一方で恋愛遍歴が多く、藤原道長からは「浮かれ女」と評される。真情あふれる作風は特に恋歌によくあらわれており、当代の大歌人 藤原公任にも賞される、才能あふれる王朝歌人である。
↑ に依れば
紫式部日記の中の記述には、和泉式部の天賦の才能に対する嫉妬心が、ほの見えるようです。
天性の才があって、自然にいくらでも歌が口に湧き出るというスバラな才能。芸術家にとって、特に、詩人にとってはこんな結構なことはありませんね。天性の詩人という言葉が、紫式部の批評のなかでも窺われます。
弥生
桜
♪ のどかなる 折りこそなけれ 花を思ふ
心のうちに 風は吹かねど
蕨
♪ 見せたらば あはれともいへ 君がため
花を見すてて おふる蕨を
(風流堂サンの銘菓、けふの日に間に合いませんでした)